1949-07-05 第5回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第5号
○説明員(徳島半三郎君) まあ物凄い調査をするというのは、これは國税査察部じやないかと思います。これは査察官には大体檢事と同じような権限があるわけです。押収、捜索という権限がある、普通の税務官吏にはそこまでの権限はないのです。ですから査察官になつたときには誓いの言葉をたてるわけです。即ち良心に從つてやる。ですから一般の税務官吏と査察官とは権限の上で大きな違いがある。
○説明員(徳島半三郎君) まあ物凄い調査をするというのは、これは國税査察部じやないかと思います。これは査察官には大体檢事と同じような権限があるわけです。押収、捜索という権限がある、普通の税務官吏にはそこまでの権限はないのです。ですから査察官になつたときには誓いの言葉をたてるわけです。即ち良心に從つてやる。ですから一般の税務官吏と査察官とは権限の上で大きな違いがある。
○前尾委員 これもまた財務局の問題に入るのでありますが、現在國税査察部というのが相当活躍をしておられるわけであります。しかし税務の本來の意味から申しますと、査察というような、いわば威嚇をもつて納税を励行させようという思想ばかりでは、私はとてもいかぬので、どうしても指導的な方向で進まなければならないと思うのであります。
○平田(敬)政府委員 昨年から國税査察部というものを中央、地方に設けましていろいろやらせておりますることは、中崎君御承知の通りでございます。これの最近の実績でございまするが、ちよつと詳しく申し上げますと、最近までに査察部全体で、約六十一億八千三百万円の申告に対する脱税額の発見をいたしております。
もちろん脱税調査につきましては、相当勇氣を振つてやつておるつもりでありまして、國税査察部ができてから現在まで約五十億ほど調査によつてふえております。これは主として大きな方面だろうと考えますが、そういうものは全体で幾らあるかということはなかなか軽々に言いにくいのではないかと考えております。
○平田(敬)政府委員 通報による実績の方はすぐ取寄せまして御報告いたしますが、大体國税査察部におきまして調査しました結果をもう少し詳しく御報告いたしておきたいと思います。今年の四月二日現在の調べで、大体三月末日までの実績ということになりますが、調査が済みました分が件数で千十五件、ふえました税額が四十億七千二百万円、それに現在調査中のものがあります。
そこでお尋ねしますが、今の局長のお話によると、國税査察部によりまして、昨年度は五十億ばかり見つけた、こういうお話のように承つたのでありますが、ついでに承つておきたいのは、從來やつておりました脱税所得に対する第三者の通報制というものを実施しておるわけでありますけれども、本年度も何か二億五千六百万円ばかりその方面の費用に充てておるようでありますが、二十三年度の第三者通報によつて得られた件数あるいは所得額
(「欺瞞だ欺瞞だ」と呼ぶ者あり)政府は税務に練達の士を五百人程すぐりまして、國税査察部を設置して大口所得の調査捕捉に当らしめて、最近その成果は相当に挙つていると発表しております。三月十六日の発表によりますと、脱税件数は一千十五件、そのうち告発済四十五件、増差税額四十億七千万に上り、引き続いて調査中のもの百七十五件に達すると発表しております。
○河野(一)政府委員 國税査察部というようなものをつくりまして、また第三者通報というような制度を開きまして相当成績は上つております。その結果につきましては、書面をもつて御報告申し上げることになつておりますし、ただいま資料を持つておりませんが、非常に成績は上つております。
次は法人税でございますが、法人税につきましては大体これもやはり本年の四、五月ごろの決定の状況、申告の状況等に基きまして見積つたのでございますが、その後この方面におきましては國税査察部を設けまして、相当調査の徹底をはかりつつあるような関係もございまして、一部收益の状態がよくなつたのと相まつて、最近の課税実績で見ますと相当の成績をあげておるようであります。